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▼Tweagleインプレッション  -- Snipeとの違い その5 --
--- 厚翼の意味 --- 

 このように、厚翼の大きな利点は沈下率とはもはや言えません。 
  (厚翼はバラストが必要になる。薄翼でもキャンバーで沈下が抑えられる。)

 むしろ厚翼と薄翼の大きな違いは次の点です。

  
  (1)主翼の剛性が上がる
     
     エポキシの柔らかさ、内部構造の弱さ、ハイアスペクト機などで、翼厚が必要になることがあります。


  (2)エルロンサーボを翼内に入れやすい。
 
     同じ翼厚%でも、ハイアスペクトだと翼厚が薄くなります。
     Voltex2(=翼内サーボ)が厚翼なのはそういうことかも。

     
  (3)L/D特性が初心者向きになる。
    
     次のような傾向が出しやすくなる面があります。(ただし翼型による)

      薄翼・・・最大L/Dが上げやすい。L/Dが良い範囲が狭くなる傾向。(レーシングエンジン?)
      
      厚翼・・・最大L/Dは落ちるが、L/Dが良い範囲を広くしやすい。(フラットトルク?)
 

  (4)動安定の違い

    動安定は、小さく軽いDLGでは重要だと思っています。
    
    薄翼の典型的なペネトレーター(バラスト無しで侵入性が良い薄翼機)は、失速しやすい、
    失速が速いと、感じる人も少なくないようですが、実際は失速速度はかなり遅いです※。
      ※必要以上のバラストを積んだ場合や、翼面荷重が異常なほど大きくなった場合は別として。

    ○ 失速速度は十分遅い、静安定もある、のになぜ失速に入りやすく感じることがあるのか?

     ⇒動安定が悪いことが良くあります。
      動安定が悪いと、失速速度が遅くても、静安定があっても、失速に向かっていこうとしてしまい、
      失速速度が速いと感じてしまいます。
    

    ○同じ製品・重さなのに、人によって沈下率が大きい場合があるのはなぜか?

     ⇒動安定が悪いと、失速を恐れる操縦になり、速度が速めになってしまいます。
     つまり暴走です。薄翼は抵抗が少ないので暴走も容易です。
     
    
    ○薄翼は?

     ⇒エネルギーロスが少ないので高性能機になる傾向はありますが、動安定が悪化する場合があります。
        
    
    ○厚翼は?
    
     ⇒水中の振り子と似ています。振動がすぐ収まります(減衰振動)。
      エネルギーを捨てているからです。安定性と引き換えに、性能が犠牲になります。

    ○Snipeは?
    
     ⇒抵抗が大きく、常にブレーキがかかっている感じです。その結果、暴走しにくく、速度が
      上がりにくいので、ラフな操縦による沈下率悪化は起きにくくなります。万人向けです。
      そのかわり、進みたいときにも進みません。

    ○Tweagleは?
    
     ⇒抵抗が少なく、滑空角を増やすと容易にスピードアップします。
      遅くも速くも進めます。操縦に対して素直に反応するレーシングマシンです。
      薄翼は揚力を出すために余計にキャンバーを下ろします。すると「静安定」まで悪化します。
      エキスパート向けです。

    ○一言でいうなら?
    
     ⇒TweagleとSnipeは、F1とGT-Rのようなイメージでしょうか^^

  
  (6)失速速度の違い

    それほど違いはないと思います。厚翼はバラストが必要になるので、同じ侵入性にしたら
    厚翼でも失速が速くなるからです。もしかすると同じ侵入性にそろえて比べると、逆転している
    かもしれませんね(未確認)。
    

 SnipeとTweagle、似ているところもあれば、違うところもあります。

  Snipeはブレーキがかかりながら飛ぶイメージで、暴走しにくいですが、進みたいときにも進みません。
  バラストにより沈下率が悪化し、サーマル上昇率も悪化します。セッティングで特性はあまり変えられ
  ません。
  
  Tweagleは薄翼で、どんどん前に出ようとします。セッティングと操縦で速度が自由に変わります。
  バラストにあまり依存せず、キャンバーで飛行中に侵入性/沈下率の比率は自由に変えられます
  から、沈下率と侵入性の両立が可能です。
   強風時でもちょっとダウンを打つだけで済み、ダウンをやめても速度を維持しやすいので、あまり高度
  が落ちずに前に出てくれます。高速L/Dも抜群です。ただし前に出たら自分で速度を落とす必要があり
  ます。よりエキスパート向けです。

  ツーリングマシンSnipe? と、レーシングマシンTweagle?
  どちらが好みに近いかはこれで判断できると思います。どちらもいい機体ですね。

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▼Tweagleインプレッション  -- Snipeとの違い その4 --
--- 沈下率の比較方法とは? ---

 沈下率が同じになるように、Tweagle/Snipeを調整することはできます。(Tweageのキャンバーを強めに)
 侵入性が同じになるように、Tweagle/Snipeを調整することはできます。(Snipeにバラストを追加)

 よって、沈下率や侵入性は、単独で見ても意味がありません。(可変キャンバーの場合)
 しかし、次のような比較なら意味があります。
                              
 1.『 TweagleとSnipeを同じ沈下率にした時に、どちらの侵入性が高いか? 』
    (あるいはTweagleとSnipeを同じ侵入性にした時に、どちらの沈下率が小さいか?)
    
     Snipeのほうを重くして、軽いTweagleと比較することになります。
     これは現在テスト中です。感触はわかってきましたが、人の感覚というのはいいかげんです。
     やはり定量的に見たいところ。
     
 
 2.『沈下率/侵入性のバランスが、飛行中にどれだけ変更できるか?』
 
   これは、

    「サーマルでは強キャンバーで小さい沈下率で急上昇。その後、キャンバーを戻して高速帰還」

   といった飛行のために重要です。風が強いほど、このメリハリが必要になります。

    Snipeのほうが厚翼なので、常にブレーキがかかっている感じになります。キャンバーを戻しても
   抵抗が減らないため、よりバラストが必要になります。そしてバラストで沈下率が増え、サーマル
   上昇率が悪化します。
    ただ、ブレーキがかかっているわけですから、暴走しにくく、初心者には飛ばしやすいと言えます。
    ただしブレーキは取り除くことができません。抵抗の多い厚翼機の宿命です。

    Tweagleは薄翼で抵抗が少なく、前に進みたがる機体ですから、キャンバーを多めに下ろして
   沈下率を抑えます。帰還時はキャンバーを戻すだけで高速帰還ができます。ダウン打ちも少なくて
   済みますから、少ない高度ロスで帰還できます。そしてバラストが少なくて済むので、サーマル
   上昇率は高いままです。
   

 端的に言えば、(両機を相対的に端的に表した場合)

  Snipe=ブレーキがかかっている。Tweagle=かかっていない(よりフリーに進む)。
 
  Snipe=バラスト依存性が大。 Tweagle=バラスト依存性が小。
  
  Snipe=飛行中に侵入性を上げにくい。(バラストで調整) Tweagle=飛行中に侵入性を上げやすい。(キャンバーで調整)
  
  Snipe=強風下ではサーマル上昇率が犠牲。 Tweagle=強風下でも、サーマル上昇率は高いまま。
 
 といった傾向になります。
 
 

 SnipeとTweagleの違いはそれだけではありません。
 (続く)
 
▼Tweagleインプレッション  -- Snipeとの違い その3 --
▼Tweagleインプレッション  -- Snipeとの違い その3 --

【沈下率】

 沈下率(sink rate)はグライダーの性能指標としてはあまり重要視されませんが少し触れてみます。


--- 翼厚は必要か? ---

 Snipeのほうが厚翼です。 では、Snipeは沈下率の点で有利なのか?

 競技用の紙飛行機は、紙1~2枚の超薄翼ですがキャンバー翼(※1)でとてもよく浮きます。
  ※1 実はキャンバー翼ではないゴムカタパルト部門の垂直上昇機(ほとんど平板!)でさえ、調整すれば非常に
     良く浮きます。キャンバーさえ必要ないのです。(実際にはReもからむ。)

 沈下率を減らすのに、翼厚は実はさほど必要ありません。

--- 沈下率の比較 ---

 厚翼ほど、侵入性を上げるのにバラストが必要です。そして沈下率が増えます。
  
 Snipeにバラストを積み、Tweagleと同じ侵入性にそろえた場合、
 Snipe/Tweagleどちらが沈下率が小さいでしょう?
 
   わかりませんよね。

 「厚翼は沈下率が小さい(※2)」 とは一律には言えないわけです。
 (※2・・・同じ翼面荷重で比較してしまっている。性能ではない「翼面荷重」を揃えても意味が無い。)
  
  (続く)

▼Tweagleインプレッション  -- Snipeとの違い その2 --
▼Tweagleインプレッション  -- Snipeとの違い その2 --

▽テールはかなり短い
DSC_0057s.jpg
 
【高速特性(高速L/D・侵入性)】
  Tweagleのほうが薄翼なので、典型的なペネトレーター(侵入性を重視した機体)です。
  設計者によればTWISTER3よりL/Dが上がっていて、Max L/D時の速度も速くなったということです。
  
【安定性】
 ショートテールですが不安な感じはありません。設計者の言う「上尾翼の効果」も多少あるでしょう。
 初飛行は強風下でしたが、安心感がありました。

【コントロール性】
  素早くターンに入れやすい機体です。ショートテールの効果と、マスの集中化、翼端の軽量化も
 関係していると思われます。それなのに直進性も悪くありません。やはり上尾翼の効果はありそうです。
 エルロンは+-10mmですが、荒れた中でも十分です。6mmで飛ばしている仲間もいるぐらいです。

(続く)

▼Tweagleインプレッション --- Snipeとの違い ---
▼Tweagleインプレッション  --- Snipeとの違い ---

 Tweagleを早々と手に入れていたのに手つかずのまま冬入り。冬の間に製作し、やっとTweagleが飛びました。

▽見た目は似ている・・・
DSC_0051s.jpg


【製作編】
 メカ搭載方法は以前から図面を描いていましたが、結局はオーソドックスなメカプレート式です。
他の方法も試作しましたがボツにしました。動作時も含めた干渉、耐フラッター性、ブレーキ、重心、剛性・耐久性、
リンケージ調整、メンテナンス性、信頼性、動作精度などをすべて両立させるためにに、CADで確認しながら絶妙な
位置に微調整。ギター弦はパイプなどを介することもなくテールまで一直線です。
エレベーターの動作精度は特に重要ですね。

 先に作った人から聞いていた情報で、エルロンホーンのサービスホールが開いたままだと、上昇姿勢が変わったり音
が出たりするらしく、テープで塞ぐといいということです。

▽まったく異なる尾翼・・・
biyokuDSC_0054.jpg

【飛行編】
 TweagleとSnipeを、同じ日の同じ時間帯に、ほぼ同じ重心で比較しました。

 バラストなし比較というのは意味が無いし、同重量での比較も意味が無いし、同じ翼面荷重での比較も意味が無い
です。バラストでランチは上がるし、侵入性も上がるからです。

 ときどき厚翼なのに○○○のほうが上がる、なんてことがあったり聞いたりするけれど、よく聞くと重かったりする。
ノーバラストでの比較は意味が無いわけです。

 そこで1つの例として、バラストを積んでほぼ同じ沈下率(これも人間の感覚だから精度は悪いです)にしてのテスト
もしました。これでランチが上がるならそちらがランチでは有利ともいえるからです。(実際には他の要素もあって
総合的に有利とはいえないけれど)

 いろいろな比較の結果は航空力学通りでしたが、どういう違いがあるのか書いてみます。

▽同じではない平面形・・・
DSC_0056s.jpg

【ランチ編】
 Tweagleはやはり楽に上がる。軽く投げてもス~と上がってしまう。
Snipeより薄い中央翼型や、マスの集中化、主翼下の抵抗が少なそうなスリム胴体などの効果もあるでしょう。
腰や肩に爆弾をかかえている人は、体に優しい80%ランチがお勧めです。Snipeより少ない体力(パワー、力、速度)
で同じ高さに上がります。

 Snipeだってかつての機体から比べると上がるほうだけれど、Tweagleと比べてしまうと抵抗感やエネルギー損失感が
ある。Tweagleと同じ高さに上げるにはバラストが必要になり、Tweagleよりも翼面荷重は多めになる。バラストを積んで
も積まなくても、Snipeは同じ高さに上げるのにより多くの力や速度やパワーが必要でした。

では翼厚の厚いSnipeには、「沈下率」でアドバンテージがあるのか?  これは後述します。


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